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円筒形のボディーを持ったプロトタイプ、名付けてハリネズミ君。ブレードが30本実装された音階レンジの広いモデルである。
ブレードへのアクセスをボディーを回転させて行うところが、今までのMbiraskiと違ってユニークなポイントである。音色は比較的硬質で、オルゴールのような印象といったところか。
一方、Hedgehogの派生モデルとして、ボディーにハンズ缶を採用したモデルも試作している。これは、剛性の低いブリキ缶を使った場合の「響きの変化」を考察するための習作であった。
結局のところ、ブレードの振動を直接受ける部分の剛性が弱いと、振動のロスが発生することをブリキ缶は実証してしまったが、その独特のルックスと「チープ感たっぷりな」音色にはそれなりの個性があった。
また、リジッドなアルミパイプの場合は、パイプ自体のマスが大きく、これが振動の増幅を阻害していることが判明。アコースティック楽器として金属筐体を設計することの難しさを実感できた次第である。 |
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