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前回製作した櫛の歯状のブレード配置を応用し、ブレードの方向を90度転回したモデル、MbiraskiTrilobiteの登場である。名前は「三葉虫」を意味する。ご覧のように、多足動物のような有機的なフォルムが特徴だ。
スタッド状のブリッジはボディー直打ちなので、振動伝達の効率がすこぶる良好、すなわちこの楽器は良く鳴る。レゾナンス・ホールの共振ポイントは音域とマッチしていて非常に掛かりがよい。ブリッジとブレードのクリアランスを確保するために、S字状にブレードを折り曲げてあるところがポイントで、このモデル独特の倍音が発生している。
ピックアップ搭載型、ステンレスブレードなど、既に派生モデルを何種類か製作しているが、ブレード数はサービス性を考えて14本に落ち着いた。このモデルはプロトタイプなので、ブレード数は15本である。 |
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